新婚旅行を楽しんでいたドムのところに、謎の女サイファが現れた。依頼された仕事は、愛するファミリーのもとを去り、国際的な犯罪に手を染めることだった。何よりもファミリーを大切にするドムだったが、ある断るに断れない条件を提示され、ついにファミリーと敵対することになってしまうというお話。
シャリーズ・セロンをラスボス役として迎えたシリーズ第8作。ステイサム兄弟の悪事もすべて、この女が黒幕だったという、何とも恐れ入る設定である。それにしては、ドムが手も足も出なくなる理由がお粗末で、何のひねりもなく面白くない。ジャスティン・リン監督から始まった拡大路線ももう限界で、車で出来ることはやり尽くした感がある。原点に戻るか、新機軸を打ち出すか。いずれにしても曲がり角を迎えているようである。
