正直に言うと全く期待していなかった。亡きポールウォーカー愛がふんだんに詰まった涙必須の前作で完結してもOKなレベルだったのに、それに匹敵する続編なんて想像していませんでした。
ファミリーで始まりファミリーで終わる・・言ってみればもう車世界のサザエさんですよ、そんな感じでドチャクソ面白かった。。
ストーリーはシンプルで、ドミニクが突然ファミリーを裏切り悪党になる・・その理由は?!というもの。シリーズ物だからこそ各キャラへの感情移入がしやすいという長所がありながらも、ドミニクの優しさを突く弱点や展開など観客を飽きさせない展開はすごい。
しかしさすがに今作辺りまで来ると、もはや主役は車と言うよりも人間関係になりつつあるため、大都会での車de逃走レースは「めっちゃ無理してぎりぎりの範囲で車使った」感を個人的に感じてしまいました・・
もういきなり誰かの車がトランスフォームしてバンブルビー出てきて「あれ?マークウォールバーグは?」みたいな展開になってもおかしくないレベルで車改造しすぎだし、氷上での戦いはBGMがドリフターズでもなんら違和感なさそうなレベルでハチャメチャ&ミシェルロドリゲス効果もあって、バイオハザードVのシーンがデジャブ・・と言う感じもありました。
(後半のステイサムは絶対トランスポーター意識してそう・・・)
とにかく人気ハリウッド映画の破片あちこちをちょっと拝借しながらもしっかりと「ワイルドスピード」と言う枠に組み込んでオリジナルにしたと言う点で、ザ・ハリウッド!であり一流の(商業的)脚本だなあと個人的に思いました。
ちょっとマンネリ化してもおかしくない段階にまで来てるけど、映画で見てもちゃんと面白い!
しかし前作は空、今作は水中・・・もう次回は宇宙でしょうかね・・悪役が人工衛星乗っ取ってナンチャラカンチャラみたいなシナリオでも違和感ないレベルのスケールになりそう・・・それでも見ます。
(メモ)
「望むもの」がもうひとつのテーマ、セリフに特徴あり