一作目の単純な潜入捜査物がここまで大規模なリアルアベンジャーズみたいなシリーズになってここまで続いて更にこの先もという事で感慨深い。一作目の時は自分は二十歳ですよ…まさかここまで続くとは思いませんでした。
ドムが仲間を助けるのではなく、仲間がドムを心配して追う流れは新鮮でした。仕方ない事ですけどあのドムが敵の言いなりというのも個人的には好きじゃないけど今までに無い感じで面白いです。そしてやっぱり仲間との絆…最高です。
ただ…ハンの存在とハンをショウが殺した事がなかったようになっているのは都合がよすぎて残念な部分…。ブライアンにはちゃんと彼を称える見せ場があるのに…ハンもこのシリーズの功労者だと思うのだけど…。
やはりポール・ウォーカーの抜けた穴はデカイ…重要なパズルのピースが抜けた感じで物足りなさを感じます。それでもその穴を埋めるべくショウがメンバーに加入。前作の冷酷な悪党とは違い身を挺して女性を守ったり、お茶目な面を見せていて面白いです。メンバー同士の漫才みたいな掛け合いも健在で楽しいですね。なるほどスーパーコンボへの布石にもなっているんですね。
相変わらず美人である事に変わりはないが、ロドリゲスさんちょっと老けて見えますね。セロンさんは悪役も実績ありますが、こういう冷酷な役も相変わらず上手いですね。
イーストウッドの息子さんとヘレン・ミレンさんは見せ場はあるんだけど他のメンバーの濃さに比べると影が薄くて残念。
相変わらず超ど級のダイナミックで派手なアクションが満載で楽しい。ホブスの人外化もあり得ないだろというアクション演出もあるけどそれが良い。
もうカーレースは添え物程度の扱いですが、それはもう今に始まった事じゃないので気にしません。
三部作の１作目という事で消化不良的な所はありますがこれからのお楽しみですね。細かい事を言ったらキリがない映画ですが、そんな事は忘れてしまう怒涛のアクションの連続でテンションが上がりっぱなしの娯楽に振り切った映画で申し分ないです。
