順番が前後してしまいましたが、
ようやくワイスピ制覇。
ポールウォーカー亡き後、
存在は伺わせつつも
ブライアンに頼らず問題を解決しようとするファミリー。
ブライアンさえいればなあ…という展開も多く、
シリーズ自体が抱えている悩みとうまくリンクしていて面白かったです。
シナリオについては
語る余地は微塵もなく
ハンを殺したデッカードショウのファミリー入りや、
エレナへの各人の無関心さ、
それでも子供の受け入れは激早…。
これは別の世界の物語であり、
彼らは私達と別の倫理的価値観のもとに
行動していると考えなければ
次作以降も楽しんで見続けるのは難しいだろう…。
対潜水艦ともなれば
さすがに興醒めするかと思いきや
それはそれでドキドキハラハラ、
十二分に楽しめてしまうのがワイスピ。
絶対に勝てない状況を提示し、
隙間を狙ってワイルドに生き延びる。
皮肉ではなく本当に脚本が天才的。
とかく今作では
デッカードショウとルークホブズの対立構造が新たなコンビネーションとして
笑いとド派手アクションを増幅させており
相性バツグンでした。
これはスピンオフも致し方ない。
離脱しても良いとこは持ってく
ショウは既にお茶目さの片鱗を見せており、
逆になぜあそこまで極悪だったのか
前作のイメージが薄れてしまうほどの活躍。
やはり超主役級の起用とあって
要所要所で頼りになる切り札感がすごい。
対してホブズとドムの絡み少なすぎ…。
というかない。
共通項であるエレナの死を持ってしてこれか。
シリーズが長いとこういう問題も起こってしまうのか、という本当に残念な典型例。
そこに対する減点がすごく多いです。
残り少ないなかでシリーズを完結させるのは決して容易ではないと思いますが、
とにかく笑って終えられる作品であることを望むばかりです。
