Tラモーン

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバーのTラモーンのレビュー・感想・評価

3.6
今年はクリスマスらしい映画を観てなかった!ってことで軽めに笑えそうなやつをチョイス(この後サンタ業務があるので)。


10数年前に事故で両親を失ったイーサン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、それ以来毎年クリスマスを親友のアイザック(セス・ローゲン)、クリス(アンソニー・マッキー)と過ごしてきた。学生時代かの毎年の恒例だったが、時が経ちアイザックは父親に、クリスはアメフト人気選手となっていた。それぞれの人生の岐路を迎えた3人は恒例のクリスマスを今年で最後にすることを決意。最後の思い出に長年憧れだったパーティ「ナットクラッカーボール」に繰り出す。


ハチャメチャなコメディかと思いきや、やっぱりそこはクリスマスムービーってことで綺麗にまとまった温かい作品だった。

『ハングオーバー』ってタイトルに付いてるけど意外とめちゃくちゃやってるのはセス・ローゲン演じたアイザックだけ。
なんだけど、奥さんからクリスマスプレゼントのドラッグでラリっちゃった彼が常に可笑しくてたまらない。

トイレでのブチギレ"Fxxk you! Baby!"自撮りムービーに、バーの照明でトんじゃったり、イエスの家族と饒舌に会話したり、ゲロ吐いたり、メサイア十字架にかけちゃったり…。

"右目しか正常じゃない!"
"イエスを殺してない!"
"ユダヤ野郎め!"

ユダヤ教ネタがもっとわかると楽しいんだろうけど、それでも充分クスクス笑えた。

映画小ネタも多くて『ビッグ』のオマージュで大きいピアノで踊ったり、オタクっぽい早口もセス・ローゲンの魅力よね。

"シャイニングわかる?"
"ホームアローン攻撃だ!"

基本線はかなりベタなのでストーリーには深く触れないけど、クライマックスのプロポーズがあってからのイーサンとダイアナの玄関先での立ち話は結構泣けるものがあった。ビビって逃げ出すのはいつも男のほうだからな…!

マイリー・サイラス、特段ファンってわけでもないけどあのシーンはカッコよかった!

恥ずかしくっても勇気が出なくても、友達も恋人も、大切なものはちゃんと持っとけよ!というサンタとその息子からのメッセージでしたって感じかな。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットはカッコいいのにイケてない役もちゃんとやれるの凄いよなー。



明日もなんかクリスマスっぽいの観ようかな。それでは皆さんメリークリスマス!

https://youtu.be/g0XjA6MMF9M
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