サブプライム問題→リーマンショックの内実を描いたコメディ?作品。
ただし、邦題詐欺な映画で"華麗なる大逆転"から想像するようなスカッとした話じゃありません。
描かれるのは、誰某の不正とかエスタブリッシュメントによる搾取とか、最早そういう次元の話じゃなくて、アメリカ金融システム自体の構造的な歪み。
コメディ出身監督ゆえの一見茶化した演出ながら、この歪みを白日の下に晒そうとする真摯な姿勢を感じさせます。
この人、きっと根は超真面目な人なんだろうなぁ。。。
独特の演出と編集テンポは好き嫌いが分かれそうだけど、ハマれば癖になる。内容の難解さも相まって、気づけば10回以上観ているヘビロテ作品となりました。