難しい、ってレビューをよく見てて、でも、観るなら「21世紀の資本」を観たばかりの今だ、と思い観賞。あちらではさらっと触れられてたけど、このことに対する主張はよく似てたという意味ではかなり理解しやすかった。確かに難しいけど面白かった。クリスチャン・ベイルやライアン・ゴズリングの演技ありきだからだろうけど。世の中の割と隅にいる変わり者扱いされがちな人達が（だからこそかもだけど）、大勢の流れに違和感感じててでもあんまり相手にされなくて、って流れは好き。難しい話であるが故のおちゃめ解説も私にはちょうどいい緩さ具合。
経済は素人だけど「住宅ローンに投資するならあれくらい住宅の現場見て回らないとダメだわ」位は思った。そこまで気がなかったのか見てみぬふりしてたのか。確かに「ふざけてる」のだけど実話なのよね。邦題に反して、結末のなんともすっきりしない感じもなんとも。そこは、変わり者扱いの彼らこそまともな感覚だったから、こんなすっきりしてないんだ、ってのも良かった。
