マスうらの

現代ポルノ伝 先天性淫婦のマスうらののレビュー・感想・評価

現代ポルノ伝 先天性淫婦(1971年製作の映画)
3.8
母から娘へ継承される最強淫婦の血、その壮絶なサーガといった所か。
ご存知池玲子と母の三原葉子の前に次々と好色自慢のオヤジ達がたち現れては淫行の限りを尽くす物語。汚れなき?男は宮内洋ただ一人のみ。
さらにはおフランスからやってきたポルノスター、サンドラ・ジュリアンとくる。欲求不満のあまり淫夢にうなされ和彫三人衆とファックしたり、池玲子とレズ行為に及んだりしてそこそこに京都を堪能したかと思うとさっさと帰国してしまう多忙な役柄だったが、インパクトは大。
これはもう、日仏ポルノ合戦というよりは「合体」といった趣で、池玲子とガッツリ絡み合う光景はげに美しく、和洋折衷という言葉が頭をよぎる程だった。
全体的に満足な作品だったが、終盤クソほどダレるので後味はよくない。