ぉぬ

二重生活のぉぬのネタバレレビュー・内容・結末

二重生活(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

主人公の人物像は、たぶん現代社会の若者そのものだと思う。
何をしたいのかわからない。何でそうしたのかわからない。何もわからない。
この映画はすごく主観的な視点で進んでいっていて、それはわたしたちが主人公を尾行し、彼女の立場に身を置いているから。でも、登場人物達の誰一人として、何を考えているのかわからない。
現実でもそれは同じ。他の人が何を考えて、いつどこで何をしているのかなんてわからない。
異質な行動をしているように見えて、ものすごくリアリティがあった。ありふれた日常の一部だと感じた。
"作品"として、とても良かった。
ぉぬ

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