gyaoでざっと視聴。 小池真理子原作（未読）
尾行がテーマの作品。
大学院の哲学科に通う白石珠(門脇麦)は大学院の憧れの恩師・篠原弘(リリー・フランキー)から修士論文のテーマとして、フランスの女性アーティスト、ソフィ・カルによる『文学的・哲学的尾行』を実践してみてはどうかと勧められる。珠は近所に住む既婚男性の石坂史郎(長谷川博己)を見かけ、突発的に彼の尾行を始める…。
宮台の映画レビュー本に取り上げられてたから見た。あの林真理子が原作映画なんて面白いの！？と思って見てたのだが、原作小池真理子で知らない作家だった。
タイトル通り、不倫し二重生活である長谷川博己と、老母を安心させるために結婚したと偽っている（やはり二重生活）リリー・フランキーを尾行しその生活を追体験することで「二重生活」をする門脇麦。
ラストに修士論文の結論（「理由のない尾行とは、互いの人生を意思を知ること」＝珠にとっては、自分の実存が特殊な生い立ちのためにゆらいでいることと折り合いをつける）を独白するところがこの映画のクライマックスなのだろう。
最後にリリー・フランキーらしき人物（顔映らず）が婚姻指輪をはめていることが示唆されるが、出すなら顔ちゃんと映すべきだと思った。
門脇麦がちょっとだけ脱ぐのでR15になってしまった作品（もっと脱げよーと思いました）
