こんち。

フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るようにのこんち。のレビュー・感想・評価

3.3
フリーダ・カーロ死後50年を経て公開された遺品を、写真家・石内都が撮影するプロジェクトを追いかけたドキュメンタリー。

石内都さんのことは知らなかったのだけど、ポスタービジュアルの写真がとても良くて一気に興味が湧き鑑賞。フリーダ・カーロも詳しくなく、濃ゆめの作風に食わず嫌いしてたけど、この作品と写真を通じて、アーティスト・画家としてというよりも一人の女性としてのフリーダ・カーロに興味を持つことができた。
とにかく遺品のドレスやら靴やらが凝ったものばかりで美しくて大好きなやつ。土地のものとモダンさが融合してる感じで素敵です。実際のフリーダの人生は波乱万丈としか言いようがないものだけど、遺品から見るフリーダは繊細でお洒落な女性で、その人生の営みを石内さんの撮影を通じて一緒に追いかけさせて貰っている気分だった。子供の頃の小児麻痺の影響で、左足より右足が短いフリーダ。だから靴も右足のヒールを高くしてあるというエピソード、好きです。石内都の撮るフリーダ・カーロの遺品、というプロジェクト立ち上げた人に拍手。

ただ、映画そのものとしてはちょっと不満足なところも。途中、フリーダの遺品にもあるメキシコ刺繍家とか、ダンサーのインタビューとかが入るのだけどどうも唐突な感じがして。そっちの方向よりも、今なぜ石内都がフリーダ・カーロなのか?とか、石内都にとってフリーダ・カーロとは?みたいなことを掘り下げて欲しかったなぁというのが自分としては正直なところ。

これ9月に観たんだなぁ…レビューめっちゃ溜まってるけど頑張って消化しよう。