映画が描くのは、「赤い玉」(打ち止め)を飾りたいと願う初老の男の妄想か(笑)。ただそれは、「男」としてという思いであると同時に「映画監督」としてという思いでもあって。
あり得ない女子高校生の登場といい、途中から現実と虚構の区別がなくなっていく。映画なんてもともと虚構だからというロジックをもって、ある意味正々堂々と。
なかなかノレた。奥田瑛二も、こういう役をやらせると絶品。セックスシーンも、明らかにロマンポルノ的で面白かった。
不二子もエロいが、ほかの女子たちもエロい。美女ってわけじゃないのがかえっていいのか(笑)
最後のシーンはやっぱり若松孝二を意識してのものかなと。