まつき

最愛の子のまつきのレビュー・感想・評価

最愛の子(2014年製作の映画)
4.1
中国の実話をモデルとした映画。3歳の子供が行方不明になり、両親が必死になって探す。とにかく様々な出来事が両親に降りかかり、重く辛く、登場人物の心をえぐりまくる。観ているこちらも、鋭くえぐられまくる。とてもショッキングな映画。鑑賞中、頭の裏から背筋にかけて、ずっと熱かった。

中国の社会背景があって生まれたこの作品。子どもの誘拐や、人身売買、一人っ子政策など、実際に存在した問題だからこそリアリティがある。

また、子をさらわれた人に起こりうること、陥る精神状態が、詳細に描かれている。本当にとことん。リストアップして、それを全部ぶち込んだのではないかと思うくらい。これが説得力をもたらし、さらにリアリティを増して、心を抉ってくる。

劇場内ではすすり泣く人多数。私はショックすぎてぽかーんとしていた。もし自分に子どもがいて、親の気持ちを理解できるようになったら、ありえないほど泣くだろうな…。