ねーじ

プラスティックのねーじのネタバレレビュー・内容・結末

プラスティック(2014年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

チンピラ4人がマフィアに脅されて大金を稼ぐべく大胆な作戦をする。相手を信用させるために一瞬疑わせたり、安心させたりの緩急を付ける事で相手をコントロールしていつの間にか宝石を騙しとる手口は見事だった。
成功したところで仲間割れするという展開から、上手くマフィアを利用してついでに面倒なヤツらまとめて殺して全てをチャラにしてしまうまでの流れ、かなりスリリングで面白かった。時間も短く、さっと見れるのでそこも良かった。

しいて言うならヒロイン役の女、これから初の犯罪に加担するってのにバカンス満喫し過ぎじゃね?と思った。ヒロイン役、必要だったんだろうか?無くてもストーリー作れてた気がする。




他人のカード番号などを利用して金を稼いでいた主人公達4人組だったが、ある日車内にいたおっさんから盗んだカードと、その時についでに盗んだケースがやばいマフィアのボスのモノだと発覚。
ボスに脅されて明日までに5万ポンドを持って来いと言われる。これまで盗んできたカード全部をかき集めて色んなところで買い物をしてなんとか日時までに5万ポンド相応の商品を用意する。
しかし、来月から利息として20万ずつ持って来い、できなければ殺すと脅され、利払いだといつか死ぬと悟った主人公は一括で支払うと約束する。2週間以内に200万。

主人公の相棒が、主人公が口説いていた彼女がクレジット会社に勤めていることを利用しようと提案し、彼女のメールをハッキングし弱みを握る。それを見た主人公の仲間はどん引き。自分達を仲間に引き入れる時もハッキングしたと知り、主人公とその相棒を疑いだす。

彼女の弱みを利用し仲間に引き込む事に成功。金持ちのカードに絞り込み、その金持ちのいない国でカードを使うとすぐにバレる可能性もあることからその金持ちと同じ国に移動。多少バカンス気分を味わいハメを外した仲間が主人公の忠告を無視した結果ミスを犯しカードが使えなくなる。

ピンチになったが、仲間の一人から提案があり、雑誌のゴシップに書いてあったどこぞの国の王子が結婚間近という記事を見てこれを利用しようと提案。秘書を装い宝石店にアポを取り見事宝石を持ち出させて奪い取る事に成功する。
が、ここで主人公達に疑念を抱いていた仲間2人が宝石を持ち逃げする。
宝石も無く、マフィアの支払いの期日も迫ってきて焦る主人公達。
が、元々仲間の事を信用していなかった主人公はGPSを利用して元仲間を追う。
主人公は元仲間が宝石の取引をしているところにマフィア達を誘導し相討ちをさせる事に成功。
逃げる元仲間の車と衝突し、元仲間は死亡。主人公は相棒に金を持って逃げろと言い、自分だけ捕まる事に。

それから2年後、出所した主人公は金の分け前を彼女にこっそりと渡して相棒と一緒にどこかへ消える。
ねーじ

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