『ヒート』『ザ・タウン』『トリプル9』とか好きな人は、まず間違いなくどハマりすると思う、男脂臭とプロ臭、そして銃声と硝煙に満ちたクライムアクション。
でも、上記3作品よりも映画的な捻りが効いていて、所々ユーモラスな演出もあって、ラストの後味はちょっと往年の名作『スティング』にも通じる洗練されたウィットの様なテイストが感じられた。
ネタバレしたくないのでこれ以上踏み込むのはやめておこう。。
追われる強盗団と、追うL.A.カウンティシェリフ達...でも、そのまま配役逆転させても 違和感ゼロな顔つきの漢どもの風貌や凶悪マッチョな肉体の存在感が物凄い...ここはL.A.サファリパークかよ。笑
所々に映画的なユーモア=笑いのツボや どこか洗練されたセンスも感じられる反面、いざ銃撃戦やアクションシーケンスになると、徹底した実戦志向で 乾いた怖ささえ感じる程。
スクリーンを見上げながら、自分も銃撃戦の中に放り込まれた様な気持ちになり、身体に力が入っていた。
久々、プロ臭映画の良作を観た気分。