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たかが世界の終わりのRのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.5
あらゆるものをクローズアアップで映すことですごく感覚的な映像になっている気がした。
冒頭の、車から様々なものをみているシーンで色んなものが意味ありげに目に飛び込んできたり、異様に通行人と目があったりしてて、それらがすべてどこか不穏なその後の展開を想起させているようだった。
5人で会話しているシーンでも顔のアップのみがどんどん切り替わって話が展開していくので見ている側としては5人の配置や距離感が掴みづらく、先の読めない緊迫感がストレートに伝わってきた。
絶えず上の空のようなルイがふとした瞬間ごとに回想の中に沈み込んでいくが、どの思い出も息をのむような美しさ。
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