古い布団から捲き上がるホコリ、母の肩越しに見える揺れるカーテンと、それを見つめる主人公の瞳...1カット1カットが美しい映画でした。
考えるというよりは、「感じる」映画だと思います。
言葉では表せない、たくさんの感情が家族間でぶつかり合って、
観ている私自身にの中に新しい感情が生まれたり、久々に呼び覚まされる感情があったりしました。
特に、「怒り」「嫉妬」が登場する映画でしたが、それらは愛があるからこそ生まれるもので、愛は厄介なものだとつくづく思いました。
やっぱり、人間の感情は喜怒哀楽の4種類なんかには到底収まりきらないです。