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たかが世界の終わりのWonkavatorのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
2.5
この監督は、現代ゲイ映画の代表にでもなったつもりでもないんだろうけど、本人の意図意識するモノとは関係なく、どうしてもそういう趣の作風に少々嫌気がさして来た。

美しい映像は認めるが、被写界深度が浅く硬度の効いた映像は、出演者全員の顔面キモい祭り。
マリオン・コティヤールすら不細工に撮られており、それが味にもなっているのだが、どうにも鼻に付く映像。

そして終始ヒステリックな家族喧嘩を見せつけられる不愉快極まりない99分間。

おフランス語がこんなにも心地悪く不愉快な言語に聴こえるという貴重な体験
本作鑑賞後はフランス語嫌いになります。


ゲイや家族の話を撮らせたら、アルモドヴァルの右に出るものはいないと思うし、ゲイ芸術映画の分野ではデレク・ジャーマンが居れば充分なので、グザウェイ君あまり気張りなさんな...
といったところか?!
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