Sachiko

たかが世界の終わりのSachikoのネタバレレビュー・内容・結末

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

「思ってたのと違う」から「好きになる」か、「モヤモヤが残る」か。
どこで違ってくるか私には分からないけれど、この作品は後者。「うーん」でした。合わなかった。
ちなみに「思ってたのと違う」結果、好きになったのはLA LA LAND。

自分がもうすぐ死ぬから家族に会いに来たのに、死ぬことを伝えない終わり。
伝えてからの家族の関わり合いや心境の変化が見られると勝手に期待していたので「言わんのかい…」と思ってしまいました。
家族の噛み合わない会話だけでほぼストーリーが構成されながら、台詞や表情から、もっと上手く関わりたいのに接し方が分からないそれぞれの心境が手に取るように分かり、場所はほぼ家の中なのにテンポも良く、ドランが天才と言われる所以と納得しました。
何よりギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、そしてレア・セドゥが見られて眼福。御馳走様でした。
Sachiko

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