映画としての総合的表現力に感服した。
グザヴィエ・ドラン。
この人ホントに凄い。。。
「家族という他人の集まり」
「家族愛=血=歴史という縛り=絆」
そんなプロットとテーマだけならもっと簡単で明快なアプローチの仕方はいくらでもあるだろうに。
わざわざ荒れ野を選んで色も分布もチグハグな花や植物(たとえばサボテンと夕顔とタンポポとカサブランカ)を植え込み、天地にその生育を一存するかと見せかけて、神として一望の往く先を完璧にオーガナイズする、、、
そんなことをしてるように見える。
その若さで何をしでかしてやがる。
一体あんたこそどう育ったらそう育つんだよ。
理解できないけど敬服するしかないわー。
この人の作品は観るたびこの人に対する驚嘆が大きくなるばかりだ。。。