余命宣告を受け、遠ざかっていた実家に帰る、家族の話。
主人公はゲイで、家族に理解されることはないまま家を出て、それっきりだった。
とても繊細な映画。
それぞれが思うことが沢山あり、それが何気ない会話で伝わってくる。すごい情報量で。
物語的に見れば、何だこれは…?という話だが、しばし現実を忘れて夢中で見た。
想起されるものが沢山あった。
そして、とても切なかった。
音楽も切ない。
音楽の使い方がとても上手いなと思った。
とても印象深い映画。
人は何かを思って出ていくこともあるし、何かを思って戻ることもある。
ノマノマイェイの歌懐かしすぎて笑いました笑 ちょっとテンション上がりました笑
追記
この映画を何と形容すればいいかずっと考えていたのですが、自分はこの世界の一部だ、と強く感じた映画だったなと思います。
この家族のようなやり取りはたぶん世界中で行われていて、そして自分の家族とのやり取りも他人から見ればこう見えているんだろうなと。
そして世界はそうやって流れていくんだなと。