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たかが世界の終わりのmikumiku1188のレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
4.0
フランス製の心理劇ともいえる複雑な家族の人間関係を描いたドラマでした。

12年振りに我が家に戻った青年を迎える父母、兄と兄嫁、そして妹。自分の死期が近い事を知った青年が12年振りに我が家に戻って家族に伝えたい事とは・・・・・

家族それぞれの想いを探る様に多用される演者の表情をアップでとらえるカットを多用された心理描写。フランスの家庭でのドラマであるがそこは万国共通とも思える家庭でのそれぞれの立ち位置が興味深い。

父と長兄、次兄との相互関係、子供を溺愛してしまう母親。しかし、ちょっと存在感の薄い父親。その関係に戸惑う末娘・・・・そんな家庭でのそれぞれの想いを興味深く思いました。

描かれる世界が狭い為に退屈な想いを抱いてしまうかもしれませんが結構見応えの在る作品でした。
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