さまよう魂

たかが世界の終わりのさまよう魂のレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
5.0
彫刻のように美しいギャスパーウリエルの顔面よ、、汗ばむ肌の質感、うしろめたさを引き摺るような踵、青いマニキュア、煙草の煙、マットレスの埃、のびのびと動物のようにしなやかなレアセドゥの純粋さ、ヴァンサンカッセルの粗暴な言葉の裏側の臆病さ、全てを見通していてなお家族に立ち入らないマリオンコティヤールの完璧な嫁の立ち回り(おぼつかない喋り方と控えめな首筋にそぐわないほどほど力強い眼力がまたすごい)乱暴すぎる夕焼け、、全画面が絵画のように美しく、全員が全員バケモノみたいに演技が凄まじい、音楽も素晴らしい、それらをコントロールするドランの才能が滾りきってる 傑作
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