おとうちゃん

GAMBA ガンバと仲間たちのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

GAMBA ガンバと仲間たち(2015年製作の映画)
3.2
『荒野の七人』ネズミ版!

街ネズミのガンバが旅先で出会った船乗りネズミ。イタチの軍団に襲われている島ネズミ忠太の住む村を救うために立ち上がった。
ヨイショ、イカサマ、ガクシャ、シジン、ボーボ、忠太そしてガンバ...シッポを立てろ!

敵はアニメ界 随一の絶対悪...白イタチの「ノロイ」
少年時代、ただネズミを いたぶり殺すことだけを目的に殺戮を繰り返すノロイを心底憎み、怒りで体が震えたものだった。

他人を助けるために全く勝てる見込みのない強大な敵に命を賭けて立ち向かっていくガンバ達の勇気に涙した少年時代を思い出したい一心での鑑賞。

どこにでもいる非協力的なネガティブ集団...
冒険の途中で友達になったある動物...
原作は一期一会の大切さを感動と一緒に教えてくれる素晴らしいアニメーションだった。

だが、本作は違った!
決して観たことを後悔するほど酷くはないが、明らかに違う。

何が違うって...ビジュアルが違う。
ガンバを始めとして仲間たち全員、言われなきゃ誰が誰だかわからない。

イカサマ、ヨイショ、ガクシャはグレムリンに…ノロイに関してはミュー2かフリーザにしか見えない(´・ω・`)コロシマスヨ!

何故ここまでキャラのビジュアルを変えたのかは全くの不明であるが、思っていたキャラでなく そのうえ可愛くないのは致命傷!
これじゃ、原作に思い入れがある年代層は怒るでしょうね。

それでも原作の芯を大切にしながら、ガンバ達の持つ「強い意志」と「勇気」を観ている者に与えてくれる感動作に仕上がっているのは当然です。

だって『ガンバ』は物語が最高なんですから─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ