『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』（斎藤惇夫著）と言うと、出崎統監督の傑作テレビアニメ『ガンバの冒険』（1975年）を思い出しちゃうんだけど、本作は同じ原作を新たにCGアニメ化。キャラクターとストーリーを整理し、テンポ良く観られてけっこういける。非力なネズミたちが力を合わせてイタチどもと戦う姿は『七人の侍』に通じるものがあり、ワクワクさせてくれる。
でも・・・・最終興収は３億円と大コケしたとか。白組が構想15年、総製作費20億円をかけた割に、ネズミたちのビジュアルがまったく可愛くないのが原因か？ あらゆる面でディズニーやピクサーのすごさがよくわかった。
