アキ

屍者の帝国のアキのレビュー・感想・評価

屍者の帝国(2015年製作の映画)
3.0
録り溜め映画『屍者の帝国』観終わり。

計劃先生こと、伊藤計劃が遺した冒頭数ページを円城塔が引き継ぎ完成させたスチームパンクSFのアニメ化。

実は原作は円城塔が書いた部分から読んでいないんですが、調べたらけっこうアニメ版は改変されているんですね。

計劃先生が書き上げていたらどの様な結末になったのか?って、永遠にわからないテーマを抱えながら観てたんで、感想もクソもないw

ただ、アニメとしてはクオリティは高いし、世界中を旅して回る活劇としてもおもしろいと思う。
(観始めてからはてっきり『地獄の黙示録』の様な戦時下ロードムービーになるかと期待したけどw)

パイプオルガンな演算機や、やたらおっぱいデカい機械人形出てきたり、挙句にみんな大好きな『あの名探偵』が登場とか....
そこはかとなく漂う「中二感」に、「ああ、もうこういうアニメを観るのキツくなってきたな」、と....。
「魂とは?」な哲学的なテーマは好きだけど、結局、『ビクターの手記』に何が書かれていたのか?は、計劃先生自身か書けなかった『真・屍者の帝国』だったと思えば、「答えがないのが答え」な感じで自分を納得させてみるw
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