九重篠

屍者の帝国の九重篠のネタバレレビュー・内容・結末

屍者の帝国(2015年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

前半はワトソン、バーナビー、ニコライ3人の旅や会話が面白かった。
カラマーゾフが同胞で生者のはずのニコライを屍者化させたところは恐ろしく、哀しかった。研究者・科学者の業を感じた。
ザ・ワンが出てヴィクターの手記を手にして、人類全てを屍者化させ感情を失くさせようとするところからよくわからなくなってきた。抽象的とも言える。
ワトソンとフライデーの中はBL的にも見えた。
ザ・ワンの企みをなんとか阻止して終わりに近くなり、生者のワトソンが自らを実験体として屍者化させるのは物悲しかった。
そして、フライデーではなくホームズを相棒として活躍するワトソンの目には輝きがなく、屍者として生き続けているのだろうか?
九重篠

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