きしん

屍者の帝国のきしんのレビュー・感想・評価

屍者の帝国(2015年製作の映画)
3.9
えー、一言でいうとゴシックサイエンスフィクションスリラーファンタジー文学アクションアドベンチャーって感じかな(笑)

まあ要はカオスってこと。めっちゃ面白い!と全然わからん…!というのが混在する感じ。
ある意味、原作ファン向けで二時間に凝縮したからなんだろうけど、世界観はすごく好き。
サイコパスみたいな独特の感じがある。

~世界観~
死体をプログラミング(ソフトウェアじゃなくてネクロウェアで動か)して労働力とか兵力にしてる世界。
重さ21g(魂)の真意に迫ろうとする主人公。
基本的に作中に出てくる機械は電気と蒸気機関なのに、記憶媒体なんてパンチカードなのに、やってることめちゃめちゃハイテクだよ。
脂肪をグリセリンに分解して自爆したりするよ。

何よりオマージュがいっぱ出でてくるので、文学好きやゴシック好きにはたまりません。
ホームズでしょー、フランケンシュタインに、007、未来のイヴ、カラマーゾフの兄弟、風と共に去りぬ、海底二万里、あとエジソンとか実在した人も出てくる。

ま、原作を読むことをおすすめするけどね。
ヘルシング(ドラキュラ)とかも出てくるらしい。

ちなみにハーモニーと虐殺器官の方がもっと分かりいいです
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