伊藤計劃、アニメ鑑賞2本目。
「Watch Me」という医療パッチを体内に入れることで、健康を管理し病気の心配から人々を守る反面、政府に全てのデータを管理される「メディケア」というシステムに支配された世界。
キリエ・トワンは「螺旋監察官」。生命主義の番人。遺伝子操作などの危険な行為が行われていないかを監査する。
「私は牢獄のような社会から逃げ出した。思いやりでジワジワと人を絞め殺す社会から。そして、ミヒエ・ミァハから。」
「トワンは、私といっしょに死ぬ気ある?」
誰も彼もが他人と同じであることに安心を求める人々。
「Watch Me」が政府のサーバーに繋がれること。それが大人になること。
ミァハ、トワン、キアン、3人の少女は管理された偽善的な社会から逃れるために自死を選ぶ。
だが、ミァハは死に、トワンとキアンは生き残った。
謎の「世界同時多発自死事件」。
事件の裏にある「ハーモニー・プログラム」とは?
伊藤計劃って、この独創的な世界観が魅力なんだろうな。押井守が好きな人はハマりそう。反面、キャラ設定はリアリティがなく中二病的なんだが、そこがまた魅力にもなっている。
SF好きなら、見て損なし!