かなり昔、渋谷パルコの横にあったシネマライズで鑑賞して感動した「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」、先日AMAZONプライムの映画リストを見てたら続編の本作を発見、鑑賞してみました。
考えてみたら当たり前だけど前作から20年も時が経過しているんだなあと...。ボーカルのイブライムやピアノのルベーンをはじめとする何人かの演奏家も生を全うされていた。自分のフレッシュな気持ちは心の中で20年前とそんなに大きく変わってないつもりなのに、歳をとってしまったことを認めざるを得ない自分への寂しさを感じた...。（まあ人間、年齢の重ねは機械人間にならない限り避けられないわけで、それに悩むのはエゴもいいとこだろう。）
ブエナビスタの存在を知れたのは本作の映画化と興業であることはゆるぎない。だけど、アメリカ等の外国の大ホールに詰めかける客や彼らに称賛を送る関係者が映し出されると、（大変失礼ながら）少し俗っぽさを感じてしまった...。テクノやハウス等、昔は割かし通な人しか聴いていなかったクラブミュージックが少しづつ表にでてきてEDMと呼ばれて、ラスベガスや中国で莫大な金でDJイベントが開催されているものと近いものを感じてしまった...。
また映画を見てて、インターネット以降、グローバル化が進み社会が過剰な生産化・競争化にもまれて酷く息苦しく感じている昨今ですが、そういった状況の解決のヒントがキューバにありそうな気がした。
このあと初作のブエナビスタを久々鑑賞予定です。
