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沖縄 うりずんの雨のヒラリーのレビュー・感想・評価

沖縄 うりずんの雨(2015年製作の映画)
4.0
沖縄戦の記録と現在
昨年沖縄戦の映画を沢山観たので想いが言葉が突き刺さる。
米軍基地と沖縄住民
フェンスに米軍基地反対に関するメッセージを残す住人達
そしてそれを剥がし清掃する米兵、沖縄県民
他のドキュメンタリーでも米軍基地に賛成する日本人がいることは分かっていたがなんだかなぁ…
自分達がいるから日本や各国への防衛も容易であり、祖国アメリカが第一優先と話す女性米兵に複雑な心境を持ってしまった。いや、日本の為にとは言わんけどさ…
軍内での性暴力、米兵から沖縄住民に対する性暴力や殺人にもクローズアップした背景を見るとあの女性兵士は何ともないのだろうかとも思ったり。
学校を出てまもない18位の子供が沖縄に来て、女は1人宛がう程いるやらなんやら言われたらそりゃ言葉を鵜呑み擂るだろう。
善悪の区別がついてもいい年頃だけど治外法権、守られる立場
悔しい、悲しい、憎い。この言葉たちに尽きる。
12歳の女の子が拉致強姦され殺された事件で起訴された3人
主犯は取材拒否、もう一人は再犯の末自殺、最後の一人が顔出しで取材に応じたというのは今まで見た事が無かった。
後悔している、自分の記憶の中で一番最悪な行為、と言ったところで命はかえってこないわけで。
今も外でのうのうと暮らしているのかと思うと許せない思いでいっぱいになる。
改めて米軍基地は沖縄にいらない。
この国はどうしたら変われるのだろうか。
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