踊る猫

COBAIN モンタージュ・オブ・ヘックの踊る猫のレビュー・感想・評価

3.1
悩んだが、この点数になってしまった。ニルヴァーナの誕生と成功がかなり端折られて語られているからというのもあるし、彼らが支持された背景を分析していないからでもある。また、これは好みの問題でしかなくなるのだが悪趣味なアートや、再現 VTR の代わりにアニメーションを挟むという(製作者側の苦肉の策だったのだろうが)構成も悪い意味で「ごった煮」感を感じさせる。ファンなら観て損はないと思うのだが、この映画でニルヴァーナを知ろうという方はお薦め出来ない。そのあたりを鑑みて点をつけた。だが、良いところはもちろんあってレアな映像も満載されている(幼少期からコートニー・ラヴと婚約してフランシスが生まれてからのホームビデオの映像など)。ヘロイン中毒なども手伝って辛い人生だったと思うのだが、時折カート・コバーンが見せる幸せそうな表情は忘れられない。特に子煩悩ぶりは……その一点においては忘れ難い鑑賞体験となるだろう。