Yuya

COBAIN モンタージュ・オブ・ヘックのYuyaのレビュー・感想・評価

4.0
ふぅ いくら趣味とは言えど 一応それなりに暮らしってもんのせいで 時にはしばし映画から否が応でも離れなきゃならんコトもあって そんな後にゃ長いコト観たかった作品をチョイスしたくなるんだよね

初めてココロの奥の暗い部分を叫びたくなったニルヴァーナの音楽
あんなにも哀しい顔で弾くギター
あんなにも哀しい歌声を聴いたのも
カート・コバーンが初めてだったんだよなぁ

勿論 この映画が彼の全てを物語っているわけじゃないし 音楽性の部分ではやや物足りなさもあったけど カートの人格形成や人間味 そしてコートニーとの暮らしが とてつもなく生臭くて 鳥肌立つくらいグロテスクだった…
このグロテスクさこそ 中学時代にスピーカーに噛り付いて聴くほどに 自分の心を震わせたものの正体だったのかもって かの名盤を聴いてから20年以上経ち それなりに人生紆余曲折あった上で 遅ればせながら気が付いたんだなぁ

カバー曲と言えど あんなにも魂そのもので歌い上げる事ができるほどの 歪な愛ってもんに今更やっと共感してんだよね

♫my girl, my girl, don't lie to me,
Tell me where did you sleep last night.
Yuya

Yuya