きぬきぬ

マルガリータで乾杯を!のきぬきぬのレビュー・感想・評価

マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)
3.7
予告編では母親と障害者の娘の愛情的部分が前面に出されていたけど、それだけでなく、大学生である障害者の女性の性、それもバイセクシャルであるということでの複雑な感情の揺れが繊細に丁寧に描かれている。
主人公のライラ(カルキ・クラインがチャーミング!)は障害の為他人の手助けを借りなければならないことが多くあるし、健常者でないことで距離を置かれることもあるし、自分に引け目も感じている。インドからNY大へ転入することで、社会や文化的な違いもあるが、ライラは解放される。性や恋愛がメインに描かれるが、それは大きな成長と自立への一歩でもある。彼女はこれからも自分の意志で選択して生きて行くだろうが、良い家族や周囲の人々に恵まれていると思う。
NYでライラが出会い恋に落ちるを盲目の女性との触れ合うこと寄り添うことの温もりや愛しさを感じる描写が美しい。随所に描かれるライラに触れるということの意味を、人と触れ合うことをとても考えさせられる。