キッチー

彼女が目覚めるその日までのキッチーのレビュー・感想・評価

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)
3.8
自分の体調がどんどん悪くなるのに、検査では原因が判らない。身体は正常でどこも悪いところはなく、精神病と判断されてしまうようなケースで、最後まで諦めず、原因を見つけていった話で、ニューヨーク・ポスト紙の記者として働くスザンナ・キャラハンさんが体験した実話。

主演スザンナ役のクロエ・グレース・モレッツが好きなので、楽しみにしていましたが、最初から彼女が苦しむ姿ばかりで見ているのも辛い!...真に迫っていて、見ているこちらも具合が悪くなっていきそうでした。
ある日突然発病し、なにもかも無くしてしまいそうな展開も苦しいのですが、近くに居る人になかなか伝わらないのがもどかしいです。
でも、最後は恋人や家族の存在が大きかったですね。無償の愛を感じました。

物語は、途中で抗NMDA受容体自己免疫性脳炎だったことが判明し、治療出来るようになるのですが、大抵は精神病で片付けられてしまうことが多いとのことなので、今作が公開されて広く理解され、同じ病気に悩む人も救われるといいなと思いました。

しかし、けいれんのシーンのクロエちゃんは、エクソシストを彷彿させる激しさで...一歩間違えばホラーでしたね。恐ろしい~(笑)
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