みあせぶ

彼女が目覚めるその日までのみあせぶのレビュー・感想・評価

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)
3.9
“あなたを見つけた”

クロエ・グレース・モレッツが原因不明の病に悩まされる女性を演じた。それも実話を映画化したという。

これだけでも気になる内容だなぁと感じ鑑賞しました。(新作レンタル半額セールありがとう😂)

クロエ演じるスザンヌは、明るくてちょっと毒舌だけどみんなに愛されるタイプの女性。新聞記者として毎日奮闘中。
ボーイフレンドもいてプライベートも充実。憧れだった記者の職業についてNYという誰もが夢を見て訪れる場所に住んでいるという現実に満足する日々。

けれども神様のいたずらで状況は一変。
体調不良を訴え続け、最初は気のせいだと思いつつも、次第に悪化する一方。病院に行っても風邪だのストレスだの言われるばかり。自分で『これは風邪じゃない!何かおかしい!』と思っても決定的な証拠がないと医者もどうしようもない。

そしてある日、風邪ではないということを裏付けるような症状が出始め闘病生活が始まる…

この発病する過程のクロエの演技は必見です。痙攣の演技や幻聴、幻覚…全てが演技ではなく実際に起きてしまっているようで、リアリティがありました。色々リサーチして演技に挑んでいるんだなぁと感心しました。

彼女の家族や彼氏の心境にも注目したいですね。
自分の大事な人が原因不明の病だと知った時、どんな顔でどんな言葉をかけてあげればいいのか…そしてこれからどうしようか…そんな緊迫した雰囲気がひしひしと伝わってきます。


私的には、ラスト30分あたりが見どころだと思っています。みんながみんな、いろんな思いを馳せながらみることがきっとできると思います。

今、自分が健康に生きていることへの喜びを噛み締めることが出来ました。
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