ねこまるキャット

500ページの夢の束のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
3.6
『自閉症』×『旅』
スタートレックオタクの自閉症の主人公。脚本コンテストに、自分が書いた作品を届けたいが、郵便が間に合わないため、行動範囲から飛び出し、自分で届けに行くという"ロードムービー"。

親は他界し、姉に施設に預けられ、姉とは溝がある関係。スタートレックへの思いを通して、姉との関係も取り戻していく"ほっこり出来る映画"です。

軽快なBGM、挿入歌のセンスが光ってます。
ほのぼのしてますが、気付けばこの作風にハマってます。

ダコタファニングの自閉症の演技は、レインマンのダスティンホフマンとかとは比較せず、軽度の自閉症と考えた方が良いかと。

主人公はスタートレックオタクですが、何かに熱を持って、大好きだからこそ、周りの人がその気持ちに影響を受けたり、考え方が変わったりする作品はいいですよね。

オタクは正義!

ちなみにスタートレックの知識がなくても全く問題ありません。
短くて見やすくので、見た事ない方は休憩感覚で是非^^

P.S.学生時代mixiで短編小説書いた黒歴史あり