500ページの夢の束
ウェンディの曜日で変わるカラフルなセーター、とても素敵でした💞💞
自閉症を抱え、他人とコミュニケーションを取るのが苦手なウェンディ(ダコタ・ファニング)は、“ある願い”を込めて書き上げた500ページにも及ぶスター・トレックの脚本を届けるため、脚本コンテストが行われるハリウッドへと旅立つロードムービー。
この映画、ダコタ・ファニングが自閉症という難しい役を見事に演じきった、これに尽きると思います。
"自閉症"という病をいかに自然に演じることができるか??
目線が下向きになったり、たどたどしい口調になったり、自閉症の特徴的な仕草を、ダコタ・ファニングが内面からウェンディになりきって演じていたからこそ、自然に受け入れることができたのでしょう。
ハリウッドまでの旅、現実の厳しさに直面し様々なトラブルに巻き込まれる中、人の優しさに触れながら、少しずつ心情が変化し成長していく過程が丁寧に描かれ、最後は優しい気持ちになります。
最後のスリーショット、姉と妹のすれ違っていた気持ちがひとつになり、ウェンディの穏やかな表情に明るい希望と未来が見えた気がします。
改めてダコタ・ファニングの才能に感銘を受け、次回作もまた観てみたい、そんな気持ちになりました。