Hiroya

マドモアゼルのHiroyaのレビュー・感想・評価

マドモアゼル(1966年製作の映画)
4.2
のどかな田舎の風景に明らかに不似合いなハイヒール。
その女が水門を開け物凄い勢いで
村を飲み込んでいく。
家畜たちが溺れ死んでゆき、
親鳥の目を盗み卵を握り潰す。
村人たちが洪水で慌てふためくところを
嬉しそうに見る田舎に似つかわしくない都会の雰囲気を持ったマドモアゼル。
なんなんだこの女は...となる始まり。

表向きは教師として教養があり
美しくこの村でただ1人の
都会的な洗練された女性として
村人からはマドモアゼルと呼ばれ尊敬されている。


マドモアゼル怖すぎ...
ってなる映画なんですが
ジャンヌモローの存在感や
画面に映るだけでジャンヌモローが放つ不穏な雰囲気。
とにかく狂気と色気がある。
悪事をする時には必ず
化粧をして髪を結わえ
悪魔のような雰囲気を纏う。

しかし、主人公のお父さんと
ずーっと続く青姦シーンで
髪を下ろしている時には
まるで少女にすら見える変貌様。
恐ろしいですよ。。。

蛇のシーンはエロすぎます。。。

エンディングにマドモアゼルが
車に乗り込むところでは
お父さんを殺された男の子が
唾を吐くシーン。

脳裏に焼きつきそうな
嫌なインパクトのある映画です。。。
Hiroya

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