黒柴

サクラメント 死の楽園の黒柴のネタバレレビュー・内容・結末

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

一言で表現するなら「つ、ま、ら、ん」前売りチケット買って楽しみにしてたのにヽ(´o`;
POVって結構好きなのに、なぜにこうもつまらない映画に仕上がったのか?自分なりに突き詰めていくと、薄っぺらいんだよね。妹を訪ねて人民寺院に取材班が行く設定だけど、いざ楽園と言われる人民寺院に入れば、共同体と言いながら生活臭がまるでしない感じで、お父様と言われる教祖もまるでカリスマ性が感じられない。
実際、人民寺院のドキュメント観たことがあるが、もっと演説も研ぎ澄まされ共感出来る様な人だった。
実際の集団自殺では類を見ない900人以上が自殺したが、映画では50人?別に自殺シーンを観たい訳で、わざわざ映画館まで足を運んだ訳ではなく、教祖がどう言ったカリスマ性を持った人物なのか?全く素通りしたまま、いきなり毒物を盛らせるのは全く映画の意図する事が読めず、題材はいいだけにつまらない映画に成り下がった典型的な例だ。

集団自殺にスポットを当てるより、これだけのカリスマ性を持った人物にもっと深みを持たせ、結果信者が集団自殺したと展開したほうが良かったのに。
これでは苦しんで自殺する人を描いた映画だと感じた。
エンドロール・・速攻で余韻に浸る間もなく席を立つ人が多いのは何を物語っているのだろう・・・。
平日休みで珍しく1日に3本も観たが、その締め括りがこれでは・・・
(;_;)
黒柴

黒柴