なんかもう全体的にイマイチ。
美しい映像を狙っているのは分かるが、同時代製作のジョー・ライト監督「アンナ・カレーニナ」などに比べて厚みがないというか…。
キャストも面子は悪くないんだけど、他の作品では好きだったミア・ワシコウスカちゃんもエズラ・ミラーも良さが出ていなくて惹きつけられない。
高尚で文学的な雰囲気を醸し出すわけでもなく、官能的に魅せるわけでもなく、何だかなぁ中途半端だなぁ。
これではボヴァリー夫人の浅はかさと身勝手さばかりが目について、ヒロインだというのに共感も同情もできない。
全然つまらないというわけでもないので、とにかく残念な作品。