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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のIdeonのレビュー・感想・評価

3.5
コバの裏切りで人間たちと完全に袂を別ったシーザーは、戦争を避けて猿たちの村を作り、人里離れた山奥で暮らしていたが、そこにも大佐と呼ばれる男が率いる軍隊の手が及び、シーザーは妻や子を殺されてしまう。大佐は猿たちを捕獲して強制労働をさせていた。人間たちとの争いを避けていたシーザーも、ついに怒りに身を任せてしまうというお話。
前作に引き続き、圧巻のアンディ・サーキスの演技に尽きる作品。人間と猿の立場が逆転した理由もきちんと説明され、コーネリアスも登場し、次はいよいよ一作目の世界につながるようだ。シーザーの男ぶりも一段と上がっている。しかし、物語としての面白さは前作の方が上回っていると思う。前作の時にも述べたが、アカデミーモーションキャプチャー賞を設けるべきである。こんな男前の猿はアンディ・サーキス以外には演じられないだろう。
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