たつかわ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のたつかわのレビュー・感想・評価

2.8
40年前の作品だから?

前作の副題の英題「dawn」。
馬に乗りアサルトライフルを撃ちまくりながら
人間側に突っ込んでいく猿や
戦車を人間から奪って操る猿などをはじめ
アクション映画としては一級品だったために、
本作の副題の英題「war」ということで
人間との大全面戦争を期待していましたが、
満足いくものではありませんでした。

前半から中盤にかけては、映画「ローガン」と思わせる西部劇&ロードムービーで
ワクワクするはずだが、とても退屈でした。

中盤以降は楽しめたのですが、ある作品のタイトルが
壁の落書きに書いてあり、本作はその作品のオマージュになっています。
しかし、オーマジュは基本さりげなくするものであって
説明するものではないだろうと思いました。
制作者側のまるで「もう40年も前だから若い人たちに分からないから教えてあげよう」と言わんばかり。ここにはさすがに苦笑いするしかありませんでした。

最後の降ってくる物は神話的と評価する人がいますが、個人的には
人間が仕掛けた物が、人間を憎んで招いた結末で
人間が招いた昨今の環境破壊によりできたものだと思います。

「漢の中の漢」ことシーザーの魅力や
モーションキャプチャーの技術には
前作同様素晴らしい。
たつかわ

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