旧シリーズ含め全作に目を通しているので、序盤でのコーネリアス登場に声が出てしまいました。
猿視点で描かれる新シリーズは旧シリーズと比べて桁違いに平均点高いのですが、今作も同様。
今回はあまりに"地獄の黙示録"に寄りすぎていて、新鮮味に欠けるかなという気にもなるのですが、シーサーが前作で犯してしまったシリーズを貫くテーゼ"猿は猿を殺さない"を人間側との対比で際立たせていくことで、前シリーズにスムーズに繋げていく展開は見事です。
よく考えてみれば矛盾だらけですが笑、50年前の作品へさりげなく接続して過去作への入り口としてしっかり機能する、理想的な完結編でした。