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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のyaaaのレビュー・感想・評価

4.0
どうせ「共存」とか「人間は愚かだ」みたいなことだろっとあんまり食指動かなかったが、予告編のウディ・ハレルソンのカーツ大佐のモノマネ観て
えっ!もしかして!
前作観てみて
えっ!マット・リーヴスってまさか…
で、本作は私的に大正解の映画であった。なかなかよかったでー。

表向きは迷える民を率いる救世主の壮大なドラマだが、冒頭からべトコンVS米軍みたいなノリで「おおっ。戦争映画?」
馬に乗るエイプの画がシュールというか決まっていて、白銀を舞台に渋い西部劇の流れをみせてからの脱獄ものとは。男子的に好物です。
監督も「猿の惑星」と見せかけて自分のやりたいこと堂々とした感じ。
元ネタ映画のコラージュというかそのまま感はまあ愛嬌ってことで。
「キング・コング」も「髑髏島の巨神」も趣味全開だったけど猿系の映画ってそんなジャンルなのか。

と言ってワチャワチャ暴れる映画でなく、シーザーの闇の部分を前作の敵役で見せるのは「ロード・オブ・リング」のゴラム方式でわかりやすいし奥深い。
悪役がいいのは面白い話の定説どおり、ナチュラルボーン狂人にしかみえないウディ・ハレルソンが効いている。
カーツ大佐風味も味付けとしてギリギリいけてるのでは。
ウディ・ハレルソン出てなかったら観なかったかもなぁ。
yaaa

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