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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のJemのレビュー・感想・評価

4.0
「猿の惑星」前日譚三部作の完結編。オリジナルシリーズの人種差別問題に加え文明の発展に伴う問題が一枚噛んでくるのが新シリーズの見どころですが、今作はその色がより強くなっているしこの出来事がオリジナルシリーズの伏線回収にもなっている。聖戦期(グレート・ウォー)だけあって、もちろん"戦争"が描かれる訳だが決して猿vs人間の"戦争"に留まらないのが見どころ。それにあの謎の美少女ノバは難しい表情だけの演技で観る者を虜にした。今後の活躍にも期待したいところ。シーザーをはじめとする猿側の苦悩は新シリーズを通して描かれているが、人間の苦悩や背景が薄いのは毎度の事ながらオリジナルシリーズに劣る展開。これにて新シリーズ完結となる訳だが、オリジナルの「猿の惑星」の時間軸まで約2000年ある訳だから何かしらアクションを起こさないか期待。
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