ぴろぴろ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のぴろぴろのレビュー・感想・評価

3.9
最終的に人類を滅ぼしたものは…
チャンチャンって感じでしたが、楽しめました。 新キャラのドン・チードルにしか見えないバッドエイプがイイ味出してた。
シリーズを追う毎に人間の魅力が薄くなって行き、観ている側も感情移入は 人間<猿 となって行く。 シーザーはホント賢い。 ボスとしてのカリスマ性、成熟した雄ザルとしても円熟期を迎えて魅力いっぱい。 自分が復讐に囚われ始めている事にも、故のコバの亡霊に怯えるところも、シーザーの葛藤と苦悩は人間味(サル味?)が溢れている。
このシリーズで描かれた人間の傲慢さ高慢さ愚かさ。 シーザーは共存を訴えたのに、人間は違いを認め合う度量は無く、異なるモノは排除しようとする。 これまでの人類の歴史が繰り返される。 私もですが、学んで成長するのは簡単ではないですね。
風刺も効いて、このシリーズはエンターテイメントとして面白かった。
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