まえ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のまえのレビュー・感想・評価

3.6
猿の惑星のプリクエル3部作の最終章。
新世紀で「エイプはエイプを殺さない」っていう猿と人間の違いを訴え続けたはずのシーザーが裏切ったコバを殺してしまって、次回作どうなるんだろうって思っていたら、家族の復讐のために1人で仲間たちを置いて人間のもとに向かおうとするっていう、益々人間に近くなっていく感じが、一作目の希望に満ち溢れたシーザーを知ってる身としては凄く悲しくなってしまった。大人になるって残酷だなぁ…
ラストシーンや人間がウイルスによって人間性を失っていくとこなどは一番最初の『猿の惑星』と繋がるように作ってて流石だなと思った。
でも、やっぱり一作目が良すぎた。人類も猿も疲弊していって互いに消耗戦になってるのはわかるけど、アクションはもう少し工夫が欲しかったかな…
この作品単品では無く三部作を全部ひっくるめて評価した方がいい気がする。
これはシーザーという1匹の猿の生き様を見る映画だと思うと創世記に出てきたウィルが、新世紀に出てこないのも納得出来るし、今回の映画ももっと評価が高くなると思う。三つとも一気にまとめて見たくなるタイプの映画だなと感じました。
また新しいシリーズも作成するみたいなので結構先の話になるとは思うけど楽しみに待ってたいです。

20171210
まえ

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