まー

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のまーのレビュー・感想・評価

3.5
多くの方が指摘しているように「アウトロー」「大脱走」「地獄の目次録」等々の名作のオマージュを入れつつ、南北戦争から現在のアメリカの分断をメタファーにした作りは見事…だけど、やりすぎな気もする…。さらに明らかに旧約聖書の展開でお腹いっぱいに。

「猿の惑星」だから多少な政治的メッセージを入れるのは良いとしても、ここまでやられちゃうと、おバカさんお断り感、ウエメセ感が強くて嫌になっちゃう。

結局、この三部作で何が言いたかったんだ…第1作への繋ぎ方、前日譚としての出来は見事だったものの、それ以上でも以下でもない感じ。英雄シーザーの物語としてどれだけ乗れるか…正直、人間の醜さに対して相対的にカッコよかっただけでシーザーには最後まで乗れなかったなぁ。

アンディ・サーキスとウディ・ハレルソン、素晴らしかったです。他のエイプの中の人も良かった。アンディ・サーキスはMCUの方で顔見せしちゃってますが、顔見せない方が良かったんじゃないかな…一回見せちゃうとシーザーもスノークもあの顔を想像してしまう。笑

あと、シーザーも観客もジェームズ・フランコの事忘れてない?笑
まー

まー