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キル・ビル Vol.1のMrTomatoheadのレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)
4.8
ここへきて、、、タラ作の中でベストムービーだったジャンゴを超えた。
こんなバイオレンス映画観たことないな。
もうほんと、血の吹き出し方が一級品なんだよなぁ。噴水。血と内臓のカーニバル。
んでもって真面目にバカみたいな演出してるのがもう爆笑必至。
極め付けの、演歌。腹がよじれるわ。

ユマサーマン演じるブライド(花嫁の意)の恨みに満ち溢れたスーパーバイオレンス復讐劇。
オープニングはモノクロ、からの暖かな昼下がりの日常でいきなりの女同士の殺し合いが始まり初っ端から目が離せない。
刀を入手するところから復讐始めるあたり丁寧だし、そこへ出てきた千葉真一がまた濃い!!!
ただの寿司屋のおっちゃんとは思えない風格が見惚れてしまう。
さらに、まさかのアニメーションが混ざってるなんて思わなかったし、このアニメーションがすんごいキレッキレで最近でいうところの神風動画のようなタッチでとてつもなく緊張感があって見応えがある。アングルといいコマ割りといい動きといいアニメーションがめちゃくちゃ良い味が出てる。いやディズニーか!!!
相変わらずのオマージュ満載な作品だけど今作は日本の映画へのリスペクトで溢れてるなと感じる。やっぱ日本好きな人だから、よく観る"変な日本"のイメージにならないから見てられるし、面白い。

もう、最高の作品。
この作品を観て、映画って面白ければなんでもいいんだよ、と再確認した。
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